ラインアウトで曲がったのに続行?相手の持ち上げにも注目しよう

※本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。

ラインアウトのボール、少し曲がって入ったように見えた。でも、笛は鳴らずに試合が続く。今のは見逃したのかな?

ここは、ボールの軌道だけでなく、投げ入れない側が、ボールを競るために味方を持ち上げたかにも目を向けたい場面です。World Rugbyが現在公開する規則18.23aには、その動作に応じた扱いが示されています。

ラインアウトは、タッチラインという横の境界線の外へ球が出た場面などで、並んだ選手たちへ投げ入れて再開する方法。今回は、その投球の「まっすぐ」に関する規定を読む観戦の入口です。大会が採用する規則も合わせて確認してください。

目次

まっすぐ投げる義務と、曲がった後の扱いを分けよう

World Rugbyの規則18.23は、決められた投げ入れの線に沿い、ラインアウトの選手へまっすぐ投げることを求めています。

ただし、同ページで「GLOBAL LAW TRIAL」と表示される、試験的に実施されているルールの扱いには条件があります。投げ入れない側が、ボールを競るために味方を持ち上げなかった場合は、そのままプレーが続きます。

一方、相手が味方を持ち上げて競った場合は、ラインアウトかスクラムの選択肢が与えられます。スクラムは、両チームの選手が組み合って再開する方法です。

ああ、「曲がっても何でもいい」に変わったわけではないんですね。投げる側への要求と、その後どう扱うかを、別々に読んでいるんです。

次に似た場面があったら、投げた球だけでなく、相手側の跳ぶ選手を支える動きも追ってみよう。この持ち上げる動作を、リフトと呼びます。

「競らなかった」の一言で、全部の反則を片付けないで

確認した規則の条件は、単に相手が触れなかったか、捕れなかったかではありません。味方を持ち上げて球を競ったか、という表現です。

さらに、18.23bには、ボールが地面へ当たる前に、タッチラインから5メートル内側の線へ達する条件が別にあります。曲がった投球について続行する条件を、そのほかの投球条件までなくなる説明に広げないでください。

観戦中に一度で分からなかったら、「球の方向」「相手のリフト」「笛の後の選択」の三つを順に見直してみよう。実際の判定は、その試合の規則とプレー全体を合わせて読むことになります。

ポジションや再開方法の基礎を本で整理するなら、中野良一さん・木谷友亮さんの『ラグビーのルール 超・初級編 増補改訂版』があります。出版社の公開目次には、反則・再開方法・ポジションなどが並びます。

楽天市場でラグビーのルール増補改訂版を確認する

ISBNは9784583115764。ISBNは本の版などを識別する番号です。この本は2023年刊で、今回の現行試験ルールを確認する資料は、先ほどのWorld Rugbyのページです。本の基本説明と、現在の変更点を同じ時点の記述と思わないでね。

球が曲がったように見えた、その次の視線を相手側へ。笛が鳴らなかった理由を考える手がかりが、ボールの外にもあると気付けます。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ラグビーのルール、選手、大会について、観戦が楽しくなる話題を集めています。

目次