この記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。
ラグビーの試合で、ボールが外へ出た。
ところが、蹴ったチームがそのまま次のラインアウトで投げ入れる側になる。
あれ、相手へ渡すんじゃないの?
そんな場面で知っておきたいのが「50:22」です。
基本は、自陣にいる選手が蹴り、直接ではなく相手の22m区域内でタッチになったときに、条件を満たせば蹴った側のチームがボールを投入する仕組みだよ。
でも、蹴る前にボールを自陣へ戻したか、そのあと自陣でタックルやラック、モールがあったかなども条件になる。キックオフや再開のキックには適用されません。
つまり、ボールが外へ出る瞬間だけではなく、その前の流れも見るルールなんだね。
この記事では15人制の観戦で、50:22に関わる場所と条件を順に追います。子どものカテゴリーや7人制など、別の競技規則まで同じだと広げないでね。実際に観る大会の採用規則も確認しよう。
基礎を図解で読みたい人へは、原田隆司著『おぼえようラグビーのルール』を購入候補として紹介します。出版社が案内するタッチ、ラインアウト、キックなどの章が、ここで使う用語に関連する本です。現在の50:22の条件は、World Rugbyの競技規則18.8を根拠に説明するよ。
蹴った側の投げ入れになる。外へ出すだけで終わらないんだね
50:22でまず見たいのは、キックの距離だけではありません。
そのあと、どちらのチームがラインアウトのボールを投げ入れるかです。
World Rugbyの18.8では、条件を満たすこのキックについて、ボールがタッチラインへ達した地点で、蹴った側のチームが投入すると示されています。
遠くへ蹴って前進するだけでなく、次の再開を自分たちの投げ入れで迎えられる。
ここが、このルールを知って観るときのポイントだよ!
ただ、蹴った側の投げ入れと、次のプレーで必ずボールを取れることは同じではありません。ラインアウトで投げ入れる権利を持つ話であって、成功や得点を保証するルールではないよ。
観戦中は、ボールが外へ出たあと、投げ入れる準備をする選手へ視線を移してみよう。自分が覚えていた普段の再開と違うように見えたら、蹴った位置とボールが出た位置を振り返る入口になります。
たとえば、Aチームが自陣で蹴り、ボールがフィールドでバウンドして、Bチームの22m区域内でタッチになる場面を考えてみる。
蹴る前の条件も満たし、キックオフなどの再開のキックではないなら、Aチームがラインアウトの投入側になる。これが、50:22の基本を考えるための仮の例です。
Aチームがそのまま相手ゴールへ走り込んで得点した、という場面まで付け足す必要はありません。まずは外へ出た位置と、再開する側の関係をつかもう。
普通のオープンプレーで、50:22に当たらない間接的なキックがタッチになった場合は、18.8の一般的な場合では相手側が投入します。だから、ボールがバウンドして外へ出たという見た目が似ていても、条件によって投入側が変わるんだね。
一方、ペナルティからタッチへ蹴る場合も、蹴った側の投げ入れになる規定があります。
ここ、混ざりやすいよ。
蹴った側が投げ入れたから、全部50:22だと決めないでね。
ペナルティからのキックなのか、オープンプレーの中のキックなのか。直前の笛や再開方法も見ると、別の規定で同じ側の投げ入れになっている場面を分けられます。
まだ判断に迷うなら、まず「誰が投げ入れるか」だけを見ても大丈夫。そこから前のキックへ戻る、という順で観てみよう。試合を止めて全部のルールを検索してから見る必要はないよ。
関連する基礎用語を紙で読み直すなら、『おぼえようラグビーのルール』には、出版社の目次でタッチ、ラインアウト、ペナルティキックとフリーキックの項目が確認できます。本の現物の説明文を読んだとして引用する紹介ではありません。
楽天でタッチとラインアウトの基礎を扱う『おぼえようラグビーのルール』を確認する
自陣と相手22m区域。蹴った場所と出た場所を二つで見よう
50:22を観るとき、最初に探す線はハーフウェイラインと、相手側の22mラインです。
自陣にいる選手が蹴ったか。
そのボールが、相手側の22m区域内で間接的にタッチになったか。
蹴る側と、出る側。二つの場所をセットにして見るんだね。
50という数字を、ボールが必ず50m飛ぶという意味へ変えないでね。World Rugbyの定義で示されているのは、自陣から蹴ることと、相手の22m区域内でタッチになることです。
蹴った長さだけを測れば50:22が分かる、という判定ではありません。カメラがボールだけを追っているなら、蹴った選手がどちらのハーフにいたかも見たいところ。
また、22m区域も確認しよう。公式の定義では、トライラインと22mラインの間、タッチラインの間の区域です。22mラインは含みますが、トライラインとタッチラインは含まないとされています。
細かな線上の判定まで観客が一目で決めるのは難しい場面もあるけれど、どの区域を指しているかを知っておくと、キックを追う方向が分かるね。
ここで、次の三つの例を比べてみよう。いずれも、ほかに必要な条件を満たすかは別に確認するための、場所の比較です。
| 場所とボールの動きの例 | 先に確認できること |
|---|---|
| 自陣から蹴り、バウンドして相手22m区域内でタッチになった | 50:22の場所と間接的なキックの条件に関わる例 |
| 相手陣で蹴り、バウンドして相手22m区域内でタッチになった | 蹴った選手が自陣にいる条件と異なる |
| 自陣から蹴り、バウンドしたが相手22m区域に達する前にタッチになった | タッチになった場所の条件と異なる |
同じ長いキックでも、二つ目と三つ目をそのまま50:22にはできない。距離が長かったから、ボールがバウンドしたから、という一つの印象だけでは足りないんだよ。
そして、直接ではなくタッチになるという点も忘れずに。この記事では、フィールドでバウンドしてから外へ出る場面を、間接的なキックの分かりやすい例として扱っています。
ボールが空中を進み、そのまま直接タッチへ出るキックを、同じ例へ入れないでね。直接タッチに出たキックについては、自陣22m区域からかどうかなど、別の規定も関わります。ここでは全ての直接タッチの再開を一覧にする話までは広げません。
テレビでボールが一瞬画面の外へ出て、バウンドが見えなかった場合は、その動きを確認できたことにはしない。リプレーで分かる範囲を見て、分からない部分は残しておこう。
観戦中に一緒の人へ説明するときも、数字を一気に並べるより、自陣のキックと、相手22m区域でのタッチ、という二点を示すと話を追いやすいよ。そのあとで、蹴る前の条件へ進もう。
グラウンドの線と、キックやタッチの基礎を読みたい場合は、購入候補の本の目次にボールとグラウンド、パス・キック、タッチの項目があります。現行の線や条件の定義は公式規則と照らし合わせてね。
ボールを自陣へ戻したら? 蹴る前のタックルや接触も条件になる
場所が合い、ボールもバウンドして外へ出た。
それだけで判定を決めず、蹴る前のボールの流れも見よう。
World Rugby18.8aには、チームがボールを自陣へ持ち込まなかったか、または自陣でタックル、ラック、モールがあったか、あるいは自陣で相手がボールに触れたか、という条件が記載されています。
ここが、キックの一瞬だけを切り取ると分からなくなるところなんだね。
自分たちが相手陣から自陣へボールを戻し、そのまま蹴った場面を考えてみよう。戻したあとに、ここで挙げたタックルなどの出来事も相手の接触もないなら、ほかの場所の条件が似ていても、それだけで50:22へ進めるわけではありません。
自陣にいる人へ渡せば、それで毎回50:22の権利を用意できる、とはしないよ。
一方、自分たちが自陣へ戻したあとでも、自陣内でタックルが行われたり、ラックやモールが形成されたり、相手がボールへ触れたりした場合は、その条件も確認することになります。
「一度自陣へ戻したら、その先ずっと絶対に不可」と覚えるのも違うんだね。条文は戻した後に起きたことまで含めて書かれています。
位置と出来事を分けて考えるため、仮の三場面を並べてみよう。
一つ目は、相手側から来たボールを自陣で受け、そこで蹴る例。自分たちが相手陣から自陣へ戻したボールかどうかを確認する場面です。
二つ目は、自分たちで自陣へ戻した直後、そのまま蹴る例。自陣へ戻したことに加え、戻した後に条文で挙げた出来事があったかを見る必要があります。
三つ目は、自分たちで戻した後に自陣でタックルがあり、その後に蹴る例。単に戻した事実だけで止めず、その後のタックルも条件として見ます。
この三つでは、さらに蹴る場所、間接的にタッチになったか、出た場所も確認して初めて全体を追えます。三つ目だから必ず50:22、と例だけで結論を出すわけではないよ。
リプレーを見るなら、蹴る直前の足元だけではなく、ハーフウェイラインをボールが越えた前後まで見たいところ。ボールを戻したプレーが映っているか、自陣でタックルやラックがあったかを探してみよう。
ただし、中継で必要な場面が全て映るとは限りません。見逃した接触や、画面外のプレーもあり得るので、判定が自分の印象と違ったときに、すぐ間違いだと決めないでね。
もう一つ、キックオフと、いかなる試合再開のキックにも50:22は適用されないとされています。長く飛び、バウンドして相手22m区域へ出たとしても、その再開キックを同じ扱いにはできないよ。
だから、最初の確認は、いまオープンプレーの中で蹴ったのか、それとも再開のキックか。その次に、蹴る前のボールの流れを見る。この順で、条件をひとつずつ足していこう。
購入候補の本では、出版社の目次にキックオフ、タッチ、モールとラックの項目があります。この節の用語を基礎から整理したい人向けの関連章です。50:22の細かな条件の収録や現在の改正反映まで、現物で確認したとは案内しません。
楽天でキックオフ・タッチ・モールとラックを扱うルール本を確認する
次のラインアウトまで見てみよう。分からなかった場面は条文へ戻れるよ
条件を知ったら、次の観戦では、ボールが外へ出たあとまで見てみよう。
誰が投げ入れる準備をし、どの位置でラインアウトを組むのか。
キックが飛んだ先だけで視線を止めない。次の再開までを、一つの流れとして追うんだね。
50:22の条件を満たす場合のマークオブタッチは、ボールがタッチラインへ達した位置です。その場で蹴ったチームが投げ入れる、という規定を、再開する選手たちの動きと照らし合わせてみよう。
投げ入れたチームが次のボールを取れるかは、そのあとに見ること。投入側になることと、争奪の結果を分けると、一つのキックで得たものを整理できます。
たとえば、Aチームが50:22で投げ入れる側になり、そのラインアウトでBチームがボールを取ったとします。この仮の流れでも、50:22によってAチームが投入側になったことが、なかったことになるわけではありません。
キックの条件、投入する側、ラインアウトで取った側。三つの出来事を分けて追おう。どこでボールを争ったかが見えると、キックの後も試合が続いていることを捉えられるね。
観戦後に分からなかった場面を確かめるなら、覚えている内容を三つに絞る方法があります。
どこから蹴ったか。
ボールはどう外へ出たか。
その前に、どちらの側へボールが動き、何が起きたか。
点数や選手名を全部思い出す必要はありません。条件のどこが分からなかったかを一つ残して、18.8の表に戻るんだよ。
日本語ではWorld Rugbyの競技規則18・タッチ、クイックスロー、およびラインアウト、定義は公式の用語定義で確認できます。18.8aには、50:22に関わる出来事、再開位置、投げ入れる側が表で並んでいます。
競技規則の年度や国内の通達を探すときは、日本ラグビーフットボール協会の競技規則一覧も見よう。ここには2026年版競技規則の案内があります。大会ごとのカテゴリーや適用規則を、観戦用の一つの説明で全部上書きしないでね。
基礎を紙で読む購入候補は、原田隆司著『おぼえようラグビーのルール』、ベースボール・マガジン社、ISBN9784583114804です。出版社の紹介では、写真とイラストで初級・中級・上級などの段階に分けて説明する本とされています。
出版社の発売案内は2023年1月10日。現在の全改正に対応した2026年版の公式競技規則と同じものではありません。紙の本で基礎を読み、現行の条件や改正は公式の条文・通達で確かめる使い方として紹介するよ。
書誌と関連章は出版社の紹介・目次で確認できます。本文を実際に読んで分かりやすさを評価したレビューではなく、公開された目次から、ここで扱う用語と関係する章があることを確認しています。
次のキックで全部を一度に見ようとしなくてもいい。
まず、自陣から蹴ったか。次に、相手の22m区域でどうタッチになったか。前の動きは、リプレーで確認できる範囲へ戻ろう。
そして、ボールを投げ入れる選手まで追ってみて。
外へ出た一球が、次の攻めへどうつながるか。50:22を知ったら、そこを一緒に観てみようね!
楽天で観戦の基礎を読み直す『おぼえようラグビーのルール』を確認する
競技規則・書誌・商品情報は2026年10月9日に確認しています。説明例は架空のA・Bチームを使った条件整理で、実際の試合や判定を検証した記録ではありません。